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『ニナ・メンケスの世界』公式サイト 知られざるアメリカの女性監督、ついに日本劇場初公開!5月10日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー!

ニナ・メンケスの世界
5月10日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー!
ムビチケ
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公開から30年。私たちはやっとニナ・メンケスのイメージに出会える幸運を味わえる。
スロット・マシーンの音が鳴り響くラスヴェガスのカジノ。真っ赤な爪が光り、黙々とカードを配るディーラーをじっと見つめるカメラ。色鮮やかなウィール・オブ・フォーチュンの前にじっと立つ監督の妹、ティンカ・メンケス。バーバラ・ローデン、シャンタル・アケルマン、ウルリケ・オッティンガー、アニエス・ヴァルダ、ジェーン・カンピオンの孤独なヒロインたちと同じく、ティンカは寡黙だ。内なる抵抗を、怒りを表す女たちの沈黙。ネヴァダの砂漠、ロサンジェルスのモーテル。
メンケスが描く荒涼としたアメリカ西部にジョン・ウェインはいない。そのカラフルでミニマルな映像を一度目にしたら、決して脳裏に焼き付いて離れない。
――斉藤綾子(明治学院大学教授)
自らプロデューサーや撮影を務め、過激なまでに独自の美学を貫き通し、ガス・ヴァン・サントをはじめ多くの映画人から愛されるアメリカの孤高の映画監督、ニナ・メンケス。手掛けた作品は数々の国際映画祭に招聘され、シャンタル・アケルマンやケリー・ライカートらを引き合いに称賛されてきたものの、我が国では長い間劇場公開されることはなかった。近年、初期作品がアカデミー・フィルム・アーカイヴとマーティン・スコセッシ設立の映画財団(The Film Foundation)によって修復されるなどさらに評価の気運が高まり、このたびついに代表作3本が初の日本公開決定。
ニナ・メンケス

ニナ・メンケス

わたしにとって、映画は魔術。
観客とわたし自身双方の知覚を再編成し、
意識を拡げて世界と触れ合う創造的な方法
1963年(55年、65年の説もある)、ナチスの迫害から逃れたユダヤ人の両親の元、ミシガン州アナーバーで生まれる。カリフォルニア州バークレーで育ち、UCLA在学中の1981年に初の短編“A Soft Warrior”を手掛ける。主演は妹のティンカ・メンケスで、以降も多くの作品で協働する。83年にイスラエルと北アフリカで撮影した中編“The Great Sadness of Zohara”を発表、アリソン・アンダース監督から「この10年でベストの作品のひとつ」と評される。91年の初長編作『マグダレーナ・ヴィラガ』はサンダンス映画祭に出品、ロサンゼルス映画批評家協会賞で最優秀インディペンデント/実験映画賞を獲得するなど高い評価を得た。その後もLAを拠点に、ユダヤ系としてのアイデンティティを色濃く反映させながら、女性たちが対峙する内面世界や孤独、暴力、セックスといったテーマを見事に昇華させ、寡作ながら商業主義とは一線を画した妥協のない映画作りを続けている。
ある娼婦が生きる世界と内面を描いた初長編
マグダレーナ・ヴィラガ ※2Kレストア版
Magdalena Viraga
1986年 / カラー / 90分
監督・製作・脚本・撮影:ニナ・メンケス 編集:ティンカ・メンケス、ニナ・メンケス
出演:ティンカ・メンケス、クレア・アギラール
©1986 Nina Menkes ©2024 Arbelos
Magdalena ViragaMagdalena Viraga
殺人の容疑で、ひとりの娼婦が捕まった。彼女の名前はアイダ、そしてこうも呼ばれる──マグダレーナ・ヴィラガ。刑務所を、ネオンがきらめくダンスホールを、プールサイドを、彼女が長い時を過ごす寝室(ブドワール)を横断し、時系列を曖昧にしながら、映画は女の肉体的、精神的な細部をとらえ、孤独な<囚われの女>アイダが生きる血濡れた世界と、内なる心の世界を描き出してゆく。静かに沈んだブルーの映像のなか、いくつかの言葉は何度も祈りのように繰り返され──私はここにいる、私はここにいない、私を絶対に縛らないで──突き刺すような美しさとなって燃え上がる。主演は、メンケスの5本の映画に出演した最大の協力者にして実の妹、ティンカ・メンケス。 ※アルべロス・フィルムとアカデミー・フィルム・アーカイヴによるレストア版。共同提供:EOS ワールド・ファンド
Magdalena Viraga
ラスベガスのディーラーの日常を追った代表作
クイーン・オブ・ダイヤモンド ※4Kレストア版
Queen of Diamonds
1991年 / カラー / 75分
監督・製作・脚本・撮影:ニナ・メンケス 編集:ティンカ・メンケス、ニナ・メンケス
出演:ティンカ・メンケス、エメルダ・ビーチ
©1991 Nina Menkes ©2024 Arbelos
Queen of DiamondsQueen of Diamonds
ラスベガスで生きる女性ディーラー、フィルダウス(インドネシア語で“楽園”の意)の倦怠に満ちた日常を描いた傑作。昼間は瀕死の老人を介護し、夜はカジノでカードを配る。時には砂漠に浮かぶ湖に友人と出かけたり、恋人に手を上げる隣人に悪態をついたり、行方不明になった夫の消息を探ろうと施設に足を運ぶものの、放たれる言葉や歌声は誰にも届かず、何も変容しないまま一日が過ぎる。眩暈がするほど煌びやかなネオン、無機質なアパートメント、純白のシーツやウェディングドレス、業火に焼き尽くされる大木。大胆な構図でとらえたショットがことごとく美しく圧倒的で、永遠に続くかのような反復とそこかしこに横たわる暴力に感覚が麻痺していく。 ※アカデミー・フィルム・アーカイヴと映画財団によるレストア版。 資金提供:ホブソン/ルーカス・ファミリー・ファウンデーション 共同提供:EOSワールド・ファンド
Queen of Diamonds
「男性のまなざし」を解き明かすドキュメンタリー
ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー
BRAINWASHED: Sex-Camera-Power
2022年 / カラー / 107分
製作・監督:ニナ・メンケス 撮影:シェイナ・ヘイガン 作曲:シャロン・ファーバー
出演:リアノン・アーロンズ、ロザンナ・アークエット、キャサリン・ハードウィック
©BRAINWASHEDMOVIE LLC
BRAINWASHEDBRAINWASHED
映画というメディアがいかに「Male Gaze=男性のまなざし」に満ち、当然のこととして受け止められてきたか、そして、その表現がいかに我々の実生活に影響を及ぼしているか。この事実と問題点を、ラング、ヒッチコック、スコセッシ、タランティーノといった有名監督の名作から2020年代の最新作まで大量の映画のクリップを用いて、メンケス自ら解き明かしていく傑作ドキュメンタリー。フェミニスト映画理論のパイオニア、ローラ・マルヴィをはじめ業界で活躍する女性陣も次々とインタビューに登場、彼女たちの真摯な闘いの言葉が力強く響きわたる。本作を見終わったあとは、あなたの映画へのまなざしも永遠に変わるかもしれない。
BRAINWASHED
REVIEW

マグダレーナ・ヴィラガ

こんなに心動かされたことは、
タルコフスキー映画を観て以来絶えてなかった。
比類なき魅力のある、知的・視覚的体験
──Radio France Culture
大胆なまでに想像力む──
メンケスはアントニオーニばりにショットを持続させ、
それをやりおおせてみせる──すばらしい!
──Los Angeles Times

クイーン・オブ・ダイヤモンド

1990年代のアメリカにとって、
1970年代ヨーロッパにとっての
『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、
コルメス河畔通り23番地』が
そうであったような作品となるかもしれない。
最深部へとするべく、
厳格視覚的構図を用いた
カルト・クラシック
──Chicago Reader
メンケスはサム・ペキンパーや
ジョン・カサヴェテス以来、
いかなるアメリカの映画監督よりも
暴力主題にかんして雄弁である
──LA Weekly
アメリカのフロンティアで、
さまざまなからなる
幽霊めいたオアシスが紡がれる/
数えられやしないが、
運命で見守りつつ立っている/
破砕した風景が、
貪欲不協和音時間をくばる/
地獄と名づけられた街でおこなわれるのは、
結婚式葬式か/
そこでは勝者が、獲得する
──ティンカ・メンケス(主演)

ブレインウォシュ セックス-カメラ-パワー

鮮烈!大変意義深映画
──Le Monde
映画の言語へ向けられた、
この<伝統的権力span>の破壊>は
説得力があり、進歩的だ
──リー・アイザック・チョン(『ミナリ』監督)
まじくきつける──
批評的厳しさをもった衝撃的爆風!
──THE GUARDIAN
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THEATERS
公開日 地 域 劇場名
北海道
近日公開 札幌市 シアターキノ
東 北
6月7日 仙台市 フォーラム仙台
近日公開 山形市 フォーラム山形
関 東
5月10日 渋谷区 ヒューマントラストシネマ渋谷
6月1日 横浜市 横浜シネマリン
甲信越静
近日公開 松本市 松本CINEMAセレクト
中部・北陸
近日公開 名古屋市 ナゴヤキネマ・ノイ
関 西
5月24日 大阪市 テアトル梅田
5月24日 京都市 アップリンク京都
近日公開 神戸市 cinema KOBE
中国・四国
近日公開 広島市 横川シネマ
近日公開 松山市 シネマルナティック
九州・沖縄
近日公開 福岡市 KBCシネマ